みつ豆日記

人生迷子の満身創痍独り身アラフィフが、日々の思いをひたすら綴ります。

若いHSPさんに伝えたいこと。

おせっかいだということは重々承知の上で、アラフィフHSP強度人間の私から、若い世代のHSPさんにお伝えしたいと思ったので、忘れないうちに書いておこうと思います。

最近になってHSPというワードが出てきて、割と多くの方に認知されてきていますよね。本屋に行っても、HSP関連の本は平積みになっているので、世の中には、きっと生きづらさを抱えた方が思った以上に多いことが分かります。

思った以上に多い、ということで、ちょっと安心しませんか?私だけじゃないんだな、って。それにHSPは、もって生まれた基質の問題であって、生育環境が原因ではないそうですね。そういわれてしまえば、じゃあ、しょうがないよね、って受け流すこともできそうです。努力とかそういう次元の問題じゃない、そう言ってもらえるだけで、かなり救われた気がします。

私は、少なくとも安心しました。長年、生き辛さをどうにかしたくて生きてきた人間ですので、努力で何とかなることに関しては、いろいろ試みてきました。が、やっぱりいつも行きつくのは、パワー不足なんですね。まわりの環境からくる、さまざまな刺激に、勝手に反応して疲弊しちゃうんです。物心ついたころから、省エネで生きていくのが当たり前で、そのたびに、なんでほかの人と同じようにできないんだろう、と落ち込んだりもしたものです。HSPの自覚がある方なら、共感していただけるのではないでしょうか。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、私が若い世代のHSPの方にお伝えしたいことは、本当に年をとっても変わんないよ、ってことです。

年齢をかさねることによって、経験値が増える分、多少図太くなる部分もありますが、基質なんでね、変わらないんです。これは、実際にアラフィフの私だからいえること。なので、大事なのは、人生なるべく早いうちに、自分のことを客観的に知ることなんです。

大変かもしれませんが、とりあえず、社会人としてまず、きちんと1回就職してみること。そこで、学校とは違う、実際の社会を肌感覚で知ることが大事です。

自分が何が得意で、何が苦手なのか。どんな環境なら仕事ができそうなのか、自分にとっての良い環境の職種って何なのか、など。勿論、就職しなくても自己分析できる人はいいですが、体験することによって、リアルな感覚をもって自己基準を作ることができます。実際に働いてみることで、自分では気が付かなかった側面を知ることができますし、いろんな人とかかわることで、傾向と対策を学ぶことができます。そこを学んだうえで、自分にとって良い環境を作っていくことを実践していければ、年齢とともに環境も整理されていくはずです。

HSPは、とにかく環境づくりが第一。そうじゃないと無理をし続けて、体も心も酷使しがち。人のためにぼろぼろになるまで、頑張り続けるくらいなら、自分に対してもっと優しく労わってあげて欲しい。基質は努力では変わりませんが、環境は変えられる。そのために自分を知ることが大事、というわけです。

転職だってどんどんしちゃえばいいんです。若いうちなら大丈夫。若さって本当に武器なんです。とにかく回復力がある。失敗しても挽回できますから。なにかスキルを見つけてフリーランスになってもいいし、結婚してパートで働いたり、専業主婦(主夫)になる選択肢だってアリです。自分を知って、自分にとってなにが必要なのか、思考停止しないで、考えて行動できるようになれれば、人生意外とどうにかなるもんです。

ただ、人生折り返しにあたりになって、その作業を始めるのは、柔軟性や回復力も欠けてきてなかなかしんどいので、絶対若いうちにしといた方がいいよ、というお話。

とにかく基質は変わりません。基質を変えるための努力よりも、環境を変える方向へシフトチェンジしてみて欲しい。じゃないと、いつまで経っても自分がかわいそうなままだよ。

 

親愛なる若いHSPさんたちへ

四苦八苦し続けるアラフィフより、愛を込めて。